わたしたちは、わたしたちに対する神の愛を知り、また信じています。神は愛です。(1ヨハネ4:16)

★近くにいることの幸い

わたしは、神に近くあることを幸いとし、主なる神に避けどころを置く。わたしは御業をことごとく語り伝えよう。

(詩篇73:28)

この詩篇73篇では、まず、神に背を向け、不法を行う者たちが繁栄する様子を見て嫉妬にかられる、人の心の葛藤を描いています。
それが、偽りの繁栄だと気づかされていきます。
その後、本当の祝福がどのようなものかが語られ、今日の言葉で締めくくられています。

創世記にある、エバを惑わした誘惑は今も現実です。
彼女は神に逆らうことだとわかっていても、その目を引き付け、賢くなるかのようにそそのかす”実”の美しさに心が奪われてしまいました。
そうして「神の近くにいることが幸いです」という祝福を手ばなして、人生と周囲に不安と恐れと悩みを取り込んでしまいました。

わたしたちの目を、わたしたちを真実に愛しいつくしんでくださる神さまに向け続けることが大切です。
人は、神さまの近くにあることで、本当の意味で安心を得、そして将来と永遠の希望を知ることができるからです。

  • 祈り 主なる神さま、わたしはあなたの近くにいることを幸いとします。わたしのそばにいる、この礼拝生活を祝福し、わたしに安心と慰め、喜びを満たしていてください。