その子はあなたにとって喜びとなり、楽しみとなる。多くの人もその誕生を喜ぶ。
(ルカによる福音書1:14)
長く子が生まれずに年老いた祭司ザカリヤへの御使いのみ告げです。その子は後のバプテスマのヨハネとなります。彼らがその子の誕生をどれほど喜んだことでしょうか。
昔から、子宝、また神さまからの授かりものと言われます。「子どもを作る」という表現に、違和感を覚えるのは、人が恣意的にいのちを作り出すのではなく、いのちは神さまの領域にある…と、心から信じるからです。
当たり前ですが、一人の人の誕生は、それだけで、家族と周囲の人たちの喜びであることが望ましい…そうお思います。
でも、いろいろな事情で生まれ出た子どもたちが、自分の居場所を失い、家族を失い、そして自分の存在理由を見失いつつ迷っていることを耳にします。
「あなたは愛されるため、生まれた人♪」という賛美を思い起こします。
どうか、どんな境遇の中で生まれでた子どもであっても、自分の人生に理由がある。自分は神さまに、周囲に愛されているんだ、と自信をもって言える人でありますように、そう願います。
- 祈り 神さま。どんな境遇に生まれでた人でも、あなたの愛を知ることができますように。教会がその方々の心に触れる福音を語る存在となれますように、どうか祝福してください。