わが子よ、父の戒めを守れ。母の教えをおろそかにするな。
(箴言6:20)
聖書は、あのアダムとエバの時代から、神が家族という関係をお与えになったことを語り、全巻を通して、さまざまな家族の物語を描きます。
その最初から、家族は完ぺきなものには見えず、さまざまな問題を内在し、発露していきました。
それでも箴言では、「父の戒め、母の教え」という言葉をもって、両親への敬意と、その言葉に聞き従うことを示します。
大切なことは、神さまはそういう家族(不完全かもしれないが)という、かけがえのない関係の中で敬意を覚え、感謝を覚え、愛することを覚え、献身を覚え、互いを大切にして生きることを学んで、人として成長することなのです。
現代は、いつの時代よりも深刻な家庭の問題、家族の関係の問題を抱えています。聖書が語る福音は、そんな私たちを神さまの愛のもとへ、神の家族へと招いてくださっています。そんな神の招きに気づいてもらえたらと願います。
- 祈り 神さま、あなたをお父さんと呼べる幸いが与えられていることを感謝します。わたしたちが地上の家族で受け取ってきた恵みも感謝します。どうかあなたの恵みの中で、この家族の関係も祝福に導いてください。