ナオミは嫁に言った。「どうか、生きている人にも死んだ人にも慈しみを惜しまれない主が、その人を祝福してくださるように」。
(ルツ記2:20)
飢饉のため家族と共にモアブの地に逃れたが、そこで夫と2人の息子を失ったナオミ。彼女は、失意と貧困のどん底の中、自分の元を離れなかった嫁ルツとベツレヘムに戻ります。
ナオミはその不幸の身の上から「…主がわたしを悩ませ、全能者がわたしを不幸に落とされた」(1:21)とつぶやくほどでした。
その彼女が、嫁ルツとボアズとの出会いの物語と、そのいただいた配慮を聞き、神さまがこのことをしてくださっていると告白しています。
わたしたちもまた神に忠実に歩んでいても苦難を経験することがあります。
そこで主を待ち望み、主のしてくださることに気づく祈り心と備えが大切です。苦難の中にあって神さまはいつでも自分に対して真実な方であると見いだすことができる人は幸いです。
- 祈り 愛する主なる神さま。わたしは自分が置かれた状況の過酷さを思い、しばしばあなたを誤解しやすく、また心に呟きが起こりやすい者です。どうか許してください。あなたの愛と真実に心を向けて、あなた恵みに気づく心を与えてください。今日もあなたの守りと慰めの中を歩むことができますように。