「…見よ、高慢な者を。彼の心は正しくありえない。しかし、神に従う人は信仰によって生きる。」
(ハバクク書2:4)
預言者ハバククは自分たちの国の神への不遜さを神に訴える中、その自国がさらに悪い他国バビロニアによって蹂躙されるありさまを示されて当惑を訴えています。
それに対する答えが今日の御言葉です。
”彼の心”とは、征服者バビロニアの偶像礼拝と傲慢にある神に喜ばれないありさまです。
そんな不遜な大国によってもたらされる支配は現実となり、痛みと苦痛の歴史となって刻まれていきます。
しかしその中で、神に従う人は、神に正しく心を向けて、忍耐と誠実をもって主に従い生き抜くことが示されています。その歩みは、神に喜ばれ報われるものです。
新約時代の現代において、これはキリスト者の歩みへのチャレンジです。
時に、その住まう国、歴史の波の中で、周囲の悪意や憎しみが渦巻く状況に生きなければなりません。
その中で「しかし」といえる者となることです。
「しかし、神に従う人は信仰によって生きる」と。
- 祈り 主なる神さま。今わたしたちが住まう国の行く末、また世界を覆うさまざまな悪意や悩みの中で、わたしたちはあなたに聞き従う者として歩みます。どうかわたしを聖霊に満たし、誠実な信仰者として整えてください。