主の日は、すべての国に近づいている。お前がしたように、お前にもされる。お前の業は、お前の頭上に返る。
(オバデヤ書:15)
オバデヤ書は、たった1章のみの短い預言書です。
そこにはイスラエル民族と親族関係にありながらも、その高慢ゆえにエルサレムの略奪にも加担したエサウの民への裁きについて記されています。(そのルーツは、ヤコブとエサウの兄弟の確執にさかのぼります。)
主の日を、そのような一民族への裁きと同時に、それを通して終末における主の日になされる裁きをも想起させます。「主の日は、すべての国に近づいている。」と。
神さまは、この歴史と時の流れの中で、わたしたちが成していることを見過ごしにされているのではなく、よく見て覚えておられます。神は生きておられます。
大切なことは、決して高慢になることなく、主にある赦しをいただき、へりくだって歩むことです。
「…お前がしたように、お前にもされる。お前の業は、お前の頭上に返る。」とあるのですから。
- 祈り 主よ、周囲の身近な出来事の中で、また世界の歴史の中で、わたしたちは力あるという者たちが横暴にふるまうありさまを見ることがあります。しかし、わたしたちは主の前にへりくだり、とりなし祈り、主に従い続ける者としてください。約束された主の日を思う者としてください。