しかし、わたしにとって有利であったことを、キリストのゆえに損失と見なすようになったのです。
(ピリピ人への手紙3:7)
パウロは、当時の世間一般で人々が一目置くような生い立ちや学歴、地位や立場を持っていました。またその信条に対して熱心で、それゆえに教会を迫害したほどでした。(:3-6を参照)
そんな彼は、イエス・キリストとの出会いで180度変えられました。
それまで自分が誇りにしてきたものや自分の熱心さが、本物の救い主キリストを遠ざけていたことに気づかされたからです。
そのショックはどれほどだったでしょう。
彼は、キリストの出会いからから数日の後、神さまに遣わされたアナニアの祈りで、「たちまち目からうろこのようなものが落ち、サウロは元どおり見えるようになった。そこで、身を起こして洗礼を受け、…」(使徒行伝9:18-19抜粋)ました。
うろこ、それはかつて「わたしにとって有利であったこと」でした。それがために目が塞がれていたことを象徴しています。
わたしたちも、自分の目を塞ぐ”うろこ”を取り除いていただき、キリストを慕うものでありたいと願います。
- 祈り 主イエスさま、わたしの目と思いから、不要な”うろこ”を取り除き、あなたの愛で豊かに満たしてください。