「恐れることはない。愛されている者よ。平和を取り戻し、しっかりしなさい。」
(ダニエル書10:19)
神が、その圧倒的な臨在と言葉をもってダニエルに語りかけられた時、ダニエルは力を失い、その前に顔を上げることもできない状態でした。
聖書に記される信仰の先達者たちは、神さまの圧倒的な臨在感と聖さを前にして同様に、畏れを抱きました。自分の罪深さもまたそこで明らかにされるからです。
あのペテロもその一人でした。
…シモン・ペテロは、イエスの足もとにひれ伏して、「主よ。私のような者から離れてください。私は、罪深い人間ですから。」と言った。(ルカ5:8)
さて、今日の個所でダニエルに告げた神さまの言葉は大切です。
「愛されている者よ」と。主御自身が語ってくださっていることがどれほど素晴らしいか。彼はこの言葉によって力づけられ変えられました。
この19節の後半のダニエルの姿は印象的です。
…こう言われて、わたしは力を取り戻し、こう答えた。「主よ、お話しください。わたしは力が出てきました。」(:19後半)
- 祈り 神さま、あなたはイエス・キリストの十字架を通して、「わたしはあなたを愛している」と語ってくださっていることを思い起こします。わたしのような罪人でも、神は赦し、癒し、今神の子としてくださいました。だからあなたの御言葉を聞きます。あなたの御言葉に聴き従います。