その日、人々はエルサレムに向かって言う。「シオンよ、恐れるな。力なく手を垂れるな。おまえの主なる神はお前のただ中におられる勇士であって勝利を与えられる。主はお前のゆえに喜び楽しみ、愛によってお前を新たにし、お前のゆえに喜びをもって楽しまれる」。
(ゼパニヤ書3:16-17)
この章の前半は、罪ゆえの裁きの預言。そして後半が、今日の呼びかけにある救いの預言です。
つまり、神さまに背を向けているからこそ、神の裁きを経験します。
しかし、一方で神は、民の中に残るご自身を愛する人々を通しての回復と祝福を語ります。
わたしたちは、この地上でどんな時代や国に属していようとも、そこから、まずまことの神に目を向けているならば、その神の言葉と真実によって慰めを得、希望に生きることができます。
覚えていてください。もし、地上の”力や威力”だけが、すべてを決するものであるならば、そこに希望を見いだすことは困難です。
しかし、すべてを治められる、まことの神は生きておられます。
この方は、ひとり子イエス・キリストをもくださって愛と赦しをもたらされた神は、今のこの時代にも、わたしたちに将来と希望を示し、慰めを与えてくださる方です。
今日語られる「その日」は、わたしたちにとって慰めです。だから、今日を主に目を留めて誠実に歩みましょう。
- 祈り 恵み深い主なる神さま。歴史のさまざまな過ちを重ねてなお、今の時代は、あなたに背を向けて歩んでいます。どうか、わたしたちを見放さず、あなたの憐れみと真実に気づく民をこの地に起こしてください。そしてあなたの慰めと回復を得ることができるようにしてください。