主にのみ、わたし望みをおいていた。主は耳を傾けて、叫びを聞いてくださった。
(詩篇40:2)
「主のみ」と告白するこの短い一節は、信仰者ダビデの信仰の経験、また告白です。
彼が経験してきたさまざまな困難というものは過酷でした。現実的に次々せまる命の危険や、予期せぬ出来事をめぐる悲しみでした。それらが目まぐるしくダビデを襲いました。
その中でも、彼は、まず主である神のみに目を向けること、耳を傾けることを大切にし、その時間を大切にしてきたのです。それが彼の信仰でした。
わたしたちは、自分の生活の中でめまぐるしく変わる状況の変化に翻弄され、それについていくのがやっと…と心騒ぐ中にいるかもしれません。
そんな時、あえて深呼吸して、このダビデの告白の言葉を表すことができれば感謝です。
「主にのみ、わたしは望みをおいた」と。
神さまは、生きておられます。信頼を告白するわたしたちに目を向け、耳を傾けてくださり、また導いてくださいます。
そうして、ダビデが5節でささげる賛美もわたしたちのものとなります。
「いかに幸いなことか、主に信頼を置く人」と。 アーメンではないですか!
- 祈り 主なる神さま、わたしの周囲に予期せず起こるさまざまな状況の変化に、心が騒ぎ、現実に傷つき、不安を覚えることがあります。しかし、わたしは心を鎮めてあなたを呼び求めます。どうかわたしの声に耳を傾け、私を助け導いてください。あなたこそ、わたしの主、わたしの望みです。