できれば、せめてあなたがたは、すべての人と平和に暮らしなさい。
(ローマ人への手紙12:18)
この12章の特に9節以降は、具体的な人との関係について語ります。
その中で「できれば、せめてあなたがたは…」という表現に、実際に直面する人間関係の現実と難しさをパウロ自身が経験していたことをうかがうことができます。
どんなに善意と善行、祝福をもって接しようとも、ときには誤解され、非難され、敵意を向けられることがあります。
それはとてもつらい経験です。
それでもなお、キリストを思い、キリストの忍耐と愛に立って「せめてあなたがたは、すべての人と平和に」と語られる言葉は真実です。
この章の最後のことばは、そういう人との関係を総括する言葉かもしれません。
「悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい」(:21)
アーメンです。
- 祈り 主よ、あなたはわたしが直面している、身近な人との困難をよく知っていてくださいます。どうかわたしの中にあなたの思いを満たし、今日のわたしの言葉と歩み、態度をその愛で守っていてください。