最後に言う。主に依(よ)り頼み、その偉大な力によって強くなりなさい。
(エペソ人への手紙6:10)
パウロは、ここまで具体的な人間関係の中であるべきクリスチャンの姿を列挙してきました。
あなたがたは神に愛されている子供ですから、神に倣う者となりなさい。…あなたがたも愛によって歩みなさい。(エペソ5:1-2)
そうして妻と夫、子と親、奴隷と主人などの具体的な関係を取り上げて話しています。
これらを読むと、「強くなりなさい」という言葉が、決してそこにいる相手を圧倒し、押しつぶすことではないとわかります。
聖書は、むしろキリストの愛と敬意をもって仕えることを示します。
では、「強くなりなさい」というのはなぜか?
そういうキリストの愛に倣う生き方をぼやかし、惑わす、”悪魔の策略”に抵抗するためです。
覚えていてください。悪魔の策略は、キリストの愛に倣い生きようとするわたしたちの心をくじくことだからです。
- 祈り 主よ、この世の雰囲気は、相手を打ち負かす強さを語ります。でもあなたは、愛し仕える生きざまを教えてくださいました。わたしはあなたに倣います。わたしは、あなたに依り頼みます。どうかあなたの偉大な力で、わたしを強くしてください。