また、あの啓示された事があまりにもすばらしいからです。それで、そのために思い上がることのないようにと、わたしの身に一つのとげが与えられました。それは、思い上がらないように、わたしを痛めつけるために、サタンから送られた使いです。
(コリント人への第二の手紙12:7)
パウロは神さまからの特別な経験を与えられたことが、この12章の前半に記されています。
人は、特別な経験や成果をもって、自分を特別な存在として誇ることがあります。
そんな中、パウロは、「だが、(自分を)誇るまい」と語り、自分にくぎを刺しています。
それだけでなく、その高ぶりに気づくように、神さまが彼に一つのとげを与えてくださっていると語っています。
人の思い上がりや高慢は、もっとも深刻な罪です。神さまからのどんなに良いものを体験していようと、高慢さが、神さまでなく自分に栄光を向けるようにしていくからです。
だから、しばしばわたしたちが経験する痛みや悩みには意味があります。自分の高ぶりに気づかせてくださる幸いを覚えましょう。
- 祈り 主よ、わたしの心を探り気づきを与えてください。思い上がり、高慢になりやすいわたしの心があります。わたしの心がこわばって頑なになってしまう前に、わたしの心をやわらげてください。