「…人が人に罪を犯しても、神が間に立ってくださる。だが、人が主に罪を犯したら、誰が執り成してくれよう。」 しかし、彼らは父の声に耳を傾けようとしなかった。主は彼らの命を絶とうとしておられた。
(サムエル記上2:25)
当時の大祭司エリ。彼自身は誠実に神に仕える者であり、後の預言者サムエルを手元で育てる人でもありました。
しかし、彼の息子たちはそうではありませんでした。
「エリの息子はならず者で、主を知ろうとしなかった」(:12)という言葉で始まって、彼らの醜悪な行いが記されています。
父であるエリが、どれほどそのことに心を痛めたか、それが今日の聖書のことばです。
ときに人はエリを子育てにおいては失敗者…と言います。
しかし、これを読むとき、わたしも同じ子を持つ父として、この事は他人ごとではありません。
自分の愛する子供たちが神さまに背を向けていること、滅びに向かっていることの事実が、どれほどつらいことか…。
親が、教会が、どれほどそこに育つ子どもたちに、真剣に心を向けて、育てることが大切か。祈ることが大切か。そのことを後回しにしてはいけない。そう思わされます。
- 祈り 主よ、わたしたちにくださった子どもたちのために祈ります。どうか彼らが、あなたを信じて救われ、あなたの道を歩む者としてください。わたしたちが親としてまた教会に共にある者として、心から子どもたちを祝福して育てる者としてください。