わが子ソロモンよ、この父の神を認め、全き心と喜びの魂をもってその神に仕えよ。主はすべての心を探り、すべての考えの奥底まで見抜かれるからである。
(歴代誌上28:9a)
ダビデが、自分の子ソロモンに向けて語った最も大切な教えです。
親が子に伝える、何よりもかけがえのないただ一つのこと、それはまことの神さまにまごころを向けることだと知らされます。
たとえ自分の子が、この世で富みを得、名声を得、成功を収めたとしても、この一事が失われているならば…、それは何より悲しいことです。
主がその心をすべて知っておられるからです。
今日の節には後半があり、こう記されています。
もし主を求めるなら、主はあなたにご自分を現してくださる。もし主を捨てるならば、主はあなたをとこしえに拒み続けられる。(:9b)
わたしも、かつて親に背を向け、神さまに背を向けて生きてきたわたしは、子に同じ轍(てつ)を踏んでほしくはない。そう思いつつ、すでに大人になっている子たちのために、今も祈り、また伝えることを大切にしています。
わたしが、神さまのもとに立ち帰ることができたのも、父母の、そして教会の祈りがあったことを忘れません。
- 祈り 主よ、あなたがわたしたちにお与えくださった子たちのために、憐れみを求めます。どうかいつもあなたに目を向け、あなたの声に耳を傾け、あなたを頼り、あなたに仕えることができるように、気づきと諭しをお与えください。