それで、このキリストによってわたしたち両方の者が一つの霊に結ばれて、御父に近づくことができるのです。従って、あなたがたはもはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者、神の家族であり、使徒や預言者という土台の上に建てられています。そのかなめ石はキリスト・イエス御自身であり、キリストにおいて、この建物全体は組み合わされて成長し、主における聖なる神殿となります。
(エペソ人への手紙2:18-20)
ユダヤ人と外国人という区別と違い。そのすべてを家族につくり変える恵みこそ、イエス・キリストの福音です。
キリストにおいて、「わたしたち両方が一つの御父に近づくことができる」。「もはや、外国人でも寄留者でもなく、聖なる民に属する者神の家族」とされる和解の福音。
それは人の欲望や特権意識、隔たりを超える、神さま由来の恵みです。
人は今、平和を望みながら争いを生み出す時代を生きています。
福音はこの時代に挑戦します。イエス・キリストを示し、その福音のもとで、ともに建て上げていただく祝福の世界を示すのです。
「そのかねめ石は、キリスト・イエス御自身である」と。
- 祈り 神さま、わたしたちは敵意と悲しみにみちた今のわたしたちの世界に、どうかあなたの福音による慰めと和解が届きますように。あなたがそのひとり子イエス・キリストの命をも犠牲にしてもたらせた福音の中であなたを知ることができますように。