ヨセフもダビデの家に属し、その血筋であったので、ガリラヤの街ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。身ごもっていた、いいなずけのマリアと一緒に登録するためである。ところが、彼らがベツレヘムにいるうちに、マリアは月が満ちて、初めての子を産み、布にくるんで飼い葉おけに寝かせた。宿屋には彼らの泊まる場所がなかったからである。
(ルカによる福音書2:4-7)
そこに約700年も前に記されたメシア預言のひとつひとつが、キリストの誕生によって結ばれ成就していく様子がわかります。
偶然のように思えるさまざまな出来事が一つ一つ不思議に結ばれているのです。
天地をつくられた神さまの大きな御手が働いていることの証言です。
そしてこの後、お生まれになったイエス・キリストを天使が証ししてこう告げられます。
「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである」(:11)
信じるならばわかります。わたしたちの救いために、ひとり子を巡るすべての御業が成就している様子を聖書ははっきり語りだしているのです。
- 祈り 天の父なる神さま。キリストの誕生を語る聖書の一つ一つの物語が偶然ではないことを見ています。そのすべては出来事の目的はわたしたちを救うためであった。わたしの鈍い心を癒し、あなたの救いの業を心から賛美する者としてください。