「なぜサラは笑ったのか。なぜ年をとった自分に子どもが生まれるはずがないと思ったのだ。主に不可能なことがあろうか。来年の今ごろ、わたしはここに戻ってくる。そのころ、サラには必ず男の子が生まれている。」
(創世記18:13-14)
「なぜサラは笑ったのか?」という人の心にある思いを鋭く探る言葉です。
たしかに不妊の女性であり、すでに90歳になっていたアブラハムの妻・サラが子を身ごもるという言葉。それはあまりにも信じがたい言葉です。
一瞬にして心は告げられた言葉よりも、「そんなことなるはずがない」という思いで閉ざされたことに共感するところがあります。
しかし、神の約束の言葉は実現します。彼女は身ごもり、イサクが生まれるのです。
神さまの言葉を信じきれない。どこかで心が否定的に働くことがある。
そういうわたしたちのことを神さまはよく知っておられます。
そんなわたしたちに「なぜ笑ったのか?」と、信じる心を呼び覚ましてくださいます。そしてその祝福を成就してくださいます。
わたしはいつもこの神さまを告白して祈っています。
「わたしたちが誠実でなくても、キリストは常に真実であられる。キリストは御自身を否むことができないからである。」(2テモテ2:13)
「主に不可能なことがあろうか」。今日もそういう体験をしたいですね。
- 祈り 主よ、どうかわたしの心を探り、信じる心を呼び起こしてください。あなたは天地万物の造り主、全能の主です。あなたのお約束通り、善きみわざをなしてくださり、わたしたちはその体験者となることができますように、導いてください。