くじは膝の上に投げるが ふさわしい定めはすべて主から与えられる。
(箴言16:33)
”くじ”は、物事を決定する際に、人の直接的な意思を はさまずに決める方法です。
そこでは”偶然”に判断をゆだねる、ある意味 潔(いさぎよ)い?決め方です。そして決められたことに、どんな人も従うことが前提です。
聖書で、信仰者もこれを用いることがありました。
使徒行伝では、イスカリオテのユダの代わりに使徒を選ぶため、2人を選びその二人のことでくじを引いたとあります(使徒1:26)。
ただ、そこには祈りがありました。
使徒1:24 次のように祈った。「すべての人の心をご存じである主よ、この二人のうちのどちらをお選びになったかを、お示しください。…」
偶然ではなく、神がこの決定を導いてくださいという祈りです。
今日の箴言のことば、その別訳では「・・・そのすべての決定は、主から来る」とあります。
何でもかんでもくじ引きを推奨してはいません。
祈ることを通して、その決定に神さまの御心が働いていることを信じて歩む 潔さも大切だなと思わされます。
- 祈り 主よ、わたしの判断と歩むべき道があなたの御心に善いものでありますように、導いてください。わたしの思いの中にあなたの御言葉を示してください。そして状況の中であなたの導きを知ることができますように。