だから、言っておくが、神の国はあなたたちから取り上げられ、それにふさわしい実を結ぶ民族に与えられる。
(マタイによる福音書21:43)
33節以降の「ぶどう園と農夫」のたとえ話に続いて語られた言葉です。
そのたとえで、イエスさまの存在と言葉を巡って、当時のユダヤの指導者の多くが反発し、拒絶したありさまがわかります。
ただ、それさえも、神さまの御手の内にあり益と変えられて、わたしたち異邦人へと福音は広げられていくこととなっていったのです。
狭い視野で見るなら、それはイエスさまを巡るユダヤ人たちの反発で終わる残念な物語。
でも、聖書を通してもっと大きな視野で見ると、世界中のすべての人たちに及ぶ福音の物語となっているのです。
わたしは思います。状況の良し悪しで一喜一憂しやすいわたしたちですが、神さまは、すべてを益とされる。そういう視野をもっていたいな…。そう思わされます。
- 祈り 主よ、どんな状況をも神さまは益としてくださる。あなたがなさろうとしておられるよき御業を期待して見ることができるように、わたしの霊的視野を広げてください。