「わたしは裸で母の胎を出た。裸でそこに帰ろう。主は与え、主は奪う。主の御名はほめたたえられよ。」
(ヨブ記1:21)
苦難のしもべと呼ばれるヨブが、その苦しみのまっただな中で告白した、神さま信頼のことばです。
ものごとが順調に進む時も、そうでない時も。そしていのちのこともすべて、神さまの御手の中にあるという告白です。
それは、神さまが勝手をなさる…という意味ではありません。そこには自分たちが知りえない、最善があることを信じます。
ある時、わたしの心にこの言葉が特別に響きました。そしてなぜかわたしは、子どもが与えられると教えられたように感じました。
この御言葉のもとで、生まれて直後のその子のいのちを巡る入院生活の中でも、すべては神さまの御手にあることを感じ、過ごすことができたのです。
今もこの言葉が、わたしのそばにあり、心にあります。そして今も告白しています。
「主は与え、主は奪う。主の御名はたたえられよ」と。
- 祈り いのちの主である神さま。わたしとわたしの家族のすべて、それは命のことがらも、あなたの御手にあります。どうかわたしが、そして家族の一人一人が、あなたに目を向けて、導いていただき、生きる喜びと力を得て歩む者としてください。