また、ともし火をともして升(ます)の下に置く者はいない。燭台の上に置く。そうすれば家の中のものすべてを照らすのである。
(マタイによる福音書5:15)
「あなたがたは世の光である」と語るイエス様の言葉につづく表現です。
「灯火を燭台の上に置く」。わたしたちがいただいている光について、「そのあたりまえを忘れていませんか?」と問われているのです。
世界中に知られる「幸せなら手をたたこう」の作詞者、木村利人さんは、かつて戦時中のフィリピンで日本の犯した過ちを知り、その謝罪とまごころを「態度で示すことの大切さ」を、聖書から教えられ、またそれがこの歌となったといいます。
そのエピソードを記した本のあとがきに引用された聖句は印象的です。
エペソ5:8(リビングバイブル訳) あなたがたの心は以前は暗闇におおわれていましたが、今は主にあって光にあふれています。そのことを態度で示しなさい(光の子らしく歩きなさい)。
だから、今日の聖書箇所の続きにはこうあります。
:16 そのようにあなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。
- 祈り 主よ、あなたはわたしたちを「世の光」としてくださいました。わたしたちがいただいているこの命と希望の輝きを、日々あらわしていくことができるように、わたしたちを導き、祝福してください。