彼らに言うがよい。『主は言われる。わたしは生きている。わたしは、お前たちが言っていることを耳にしたが、その通り、お前たちに対して必ず行う。…』
(民数記14:28)

事の経緯はこうです。モーセが主の命令に従い、主が下さると言われたカナンの地に12人の偵察を送りました。しかし偵察隊は、ヨシュアとカレブを除いてそこを攻め上るのは無理だと否定的な報告をしました。そして民は、神の言葉よりも、その否定的報告を信じて、一斉にモーセに、そして神に不平をあらわすようになった…ということです。
わたしたちが気をつけなければならないことは、わたしたちの口にものぼりやすい「不信仰と不平」でしょう。直前にこうあります。
主はモーセとアロンに仰せになった。「この悪い共同体は、いつまで、わたしに対して不平を言うのか。わたしは、イスラエルの人がわたしに対して言う不平を十分に聞いた。…(:26-27)
周囲の声や感情に影響され、流されることはありませんか。多数決ではないのです。ざわつく心を静めて、まず神さまに耳を傾けること、信頼することを大切にしましょう。
決して神さまをないがしろにしてはいけません。(参考:23)
- 祈り 天地を造られた神さま、あなたは聖書を通して、わたしたちに御言葉をくださいました。そして日々、祈りのうちに気づきと導きをくださいます。ただこの世にあっては、多くの否定的な言葉を聴くことがあり、心がざわつき影響を受けることの多い私です。どうかあなたの御言葉をもってわたしをいやし、また信頼して平安を得る者としてください。