「先生、わたしたちは、夜通し苦労しましたが、何もとれませんでした。しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」。
(ルカによる福音書5:5)
ペテロがそうイエスさまに伝えた理由については、いろいろと想像することはできます。
「一晩がんばったんですよ…」「ダメだと思いますよ…」「やってみて獲れなくても失望しないでくださいな…」などなど。
それでもペテロは「しかし、お言葉ですから、網を降ろしてみましょう」ということができたことは幸いです。そうしてこの後、彼らは「おびただしい魚がかかり」という収獲を得ます。
イエスさまは、その小さくても「やってみましょう」「従います」という応答を彼の内に起こしてくださったのです。
どんなに小さなわたしたちの一歩をも、イエスさまはその恵みで包んでくださいます。
大切なことは、イエスさまの言葉に聞いて従ってみることです。
「しかし、お言葉ですから…」と、一歩でも踏み出すことが、大切な一歩となるのです。
- 祈り 愛する主よ、あなたが今日も私の心に信仰の一歩への招きを与えてくださっていることを感謝します。 いろいろな状況下の中にあっても、あなたの招きの言葉におうとうできる信仰をどうか与えてください。 その一歩があなたの御業の世界への一歩であることを知ることができますように。