「…お願いです。もしあなたがわたしに御好意を示してくださるのでしたら、どうか今、あなたの道をお示しください。そうすれば、わたしはどのようにして、あなたがわたしに御好意を示してくださるか知りうるでしょう。どうか、この国民があなたの民であることも目にお留めください。」
(出エジプト記33:13)

この訴えの背景には、心をかたくなにして神とモーセに逆らう民を、神は滅ぼしかねないことを危惧して「わたしはあなたがたの間にあって上ることをしない」(:3)と言われたことにありました。
モーセは、自分と民の側に何か駆け引きに見合うものを主張したのではありません。
ただ「神さまの御好意」を求めたのです。 そうして神の約束を取りつけたのです。
主が、「わたしが自ら同行し、あなたに安息を与えよう」と…(:14)
今のわたしたちにとって、神からの「御好意」の証は、イエス・キリストががこの地に来られ、十字架と復活をもってわたしたちを贖ってくださったことです。
すべて神さまの「御好意」、「恵み」です。だから感謝し、信頼して歩むことがわたしたちの応答となるのです。
- 祈り 恵み深い天の父なる神さま。わたしのかたくなさ、不遜さ、不従順さを赦してください。どうか、あなたの御好意を得て、あなたの恵みと導きの中を誠実に歩む者へとつくり変えてください。あなたの祝福の道を歩みたいのです。