主はわたしに答えて、言われた。「幻を書き記せ。走りながらでも読めるように 板の上にはっきりと記せ。…」
(ハバクク書2:2)

当時の南王国ユダの堕落を嘆く預言者ハバククは、神に訴えました。結果神さまは、さらに悪いバビロンの攻撃によって滅ぼされることを告げました。ショックを受けたハバククは、そんなことはあってはならないことだ…と訴えています(1章)
ここではさらに神からの答えを待ち望むハバククの姿があります。
「神がわたしに何を語り わたしの訴えに何と答えられるかを見よう」(:1)と。
そうして、のちの日のバビロンへの裁きと将来の主のる恵みのみわざ知らされます。そのすべては、神さまからの「幻」。それを、はっきりと書き記せと言われところが、今日の記事です。
その時代で苦難に悩み訴えながら、さらに神さまのお答えを聞いて戸惑う預言者の姿は印象的です。
それでも彼は、それをはっきり書き記し読むことで、その実現を待ち望み、その信仰によって生きる人となりました。
現代のわたしたちもまた、聖書にはっきり書き記された神の言葉にを読み、神を求めることができます。この言葉を「走りながらでも」読むほどの、御言葉への渇望を大切にできればと思います。
- 祈り 恵み深い天の父なる神さま。わたしは、わたしの時間と経験を超えた、あなたの知恵知識に耳を傾けています。どうか敬虔に聞き取り、主の真実に信頼を寄せる者とならせてください。

