その翌日、ヨハネは、自分の方へイエスが来られるのを見て言った。「見よ、世の罪を取り除く神の小羊だ。…」
(ヨハネによる福音書1:29)
この直後、ヨハネは「…その方はわたしにまさる方」と示しています。
ヨハネは当時、歴史書にも記されるほど人々に注目され多くの弟子たちがそばにいたようです。
しかしその彼は、徹底して自分を低くしメシアの道備えをする者として自分自身をあらわしました。
その彼が、ナザレのイエスを見て、かねてから語っていたメシアはこの方だとはっきり示したのです。
その言葉は奇異です。「世の罪を取り除く神の小羊」と。それは、祭壇でささげられる、汚れないいのちの犠牲を意味します。
十字架以前にメシアを示す言葉です。しかしこの言葉こそが、イエスさまの全人類にとってもメシア(救い主)としての本質を、一言で表すものでした。
わたしたちは、信仰歴や人望や、能力や権力・財力によって救われるのではありません。ただ神の小羊イエスによって救われていることを、ヨハネのようにはっきり告白しましょう。
- 祈り わたしの主、救い主イエスさま。あなたが神の小羊としてこの地に来られ、十字架でわたしのすべての罪をすべて取り除いてくださったことを信じます。この救いによってわたしは今、神の子どもとされ、神の国の希望に生きることができます。心から感謝します。