「人を裁くな。あなたがたも裁かれないようにするためである。あなたがたは、自分の裁く裁きで裁かれ、自分の量る秤で量り与えられる。…」
(マタイによる福音書7:2)
法治国家のもとでは、裁きの存在と責任は大切で、重責の伴うものです。
一方で、もし権力者や力ある個人、また時には身勝手な民意が、自分本位に裁きを行使し弾圧することがあるならば、それは悲しいことです。
そして、現在はネットやSNSの中で、手軽に人を厳しく非難し裁くこともあるようです。
わたしたちクリスチャンは神さまがくださる恵みのもとに置かれています。
そこでまず自分自身を吟味し、そして人に目を向けることを大切にしましょう。
どれほど大きな赦しに覆われているかを知ることで、わたしたちの祈りと態度は、ほかの他人のためのとりなしに向けられるのです。
身勝手で行き過ぎた正義感と非難・批判のはかりをおさめ、神の恵みの大きさに目を向けること、実は今の時代に最も必要で、最も困難なチャレンジかもしれません。
- 祈り 主なる神さま。あなたのゆるしの恵みと祝福を心から感謝します。与えられている恵みのもと、またあなたの愛のもとから、人を見ることができますように、わたしを導いてください。