わたしたちは、この御子によって、贖(あがな)い、すなわち罪の赦しを得ているのです。
(コロサイ人への手紙1:14)
「贖(あがな)い」という言葉。現代の日常生活ではあまり耳にしない言葉です。代価を支払って奴隷状態から救出する、解放する、自由にするという意味です。
聖書の福音は、どうしようもない自己中心の罪の奴隷状態から人を救う神の恵みを語ります。
それは、神のひとり子イエス・キリストを代価とした贖いです。
罪について、自分とは関係ない…と思われる方もいます。
しかし聖書をお読みいただければ、わたしたちの罪について気づきが与えられ、それ以上に神さまがどれほどわたしたちを思い、愛してくださっているかがわかります。
この言葉を記したパウロは、かつて自分の正しさを主張して多くの人を傷つけた人でした。
しかし、御子イエス・キリストとの出会いを通して、そんな自分の罪に気づき、そしてその罪を贖ってくださった神の愛を知り、彼は大きく変えられました。
その同じ神の愛がわたしたちにも向けられていること、それを知ることは大切です。
- 祈り 主よ、わたしに向けらえている神さまの真実な愛を心から感謝します。その恵みを心から受け取ります。どうかわたしのこわばった心を解きほぐし、あなたの愛の中を誠実に歩む者としてください。