そのとき、近づいて来て神を賛美し、エルサレムの救いを待ち望んでいる人々皆に幼子のことを話した。
(ルカによる福音書2:38)
エルサレムには、神さまに思いを寄せるさまざまな人たちがいたことと思います。
たとえば、同じ章で記されるシメオンという人。「この人は正しい人で信仰があつく、イスラエルの慰められるのを待ち望み、聖霊が彼にとどまっていた。(:25)」とあります。
そしてここにある高齢の女預言者アンナという女性、さらにそこには、さらに「エルサレムの救いを待ち望んでいる人々」がいたということでした。
自分たちが置かれ、目に見える状況や環境は、他国の支配や霊的な衰退、信仰や希望が失われたように見える時代。そういう中にあってなお、神さまに目を向け続け心を寄せる人たちがいたということです。
今の時代もまた、当時と似ているのではないかと思わされます。
そういう時代にあって、神さまと神さまの約束の言葉を信じ、思いを寄せる。それが教会の歩みだなと思わされます。
- 祈り 愛する神さま、あなたはわたしたちが置かれている時代の霊的状況をよくご存じです。目に見えるさまざまな不安がわたしたちの心に閉塞感をもたらします。どうか目を上げてあなたを見上げ約束の言葉に心を向ける者としてください。どうか、弱いわたしたちに、御言葉の真実と祝福の業を見せて励ましを与えてください。