しかし、終わりの時には困難な時期が来ることを悟りなさい。そのとき、人々は自分自身を愛し、金銭を愛し、ほらを吹き、高慢になり、神をあざけり、両親に従わず、恩を知らず、神を畏れなくなります。
(テモテへの第二の手紙3:1-2)
終わりの時に経験する”困難”について、3節以降も記されます。続きを聖書でぜひお読みください。
ここで記している「困難」というのは、いわゆる災害や戦争のことではありません。
人の内面とその生きざま、価値観の崩壊が、周囲をズタボロに崩壊させていく、そんなありさまを示しています。
これはローマの繁栄に満ちた時代に記されたものです。
このローマをはじめとする歴史上の大国の瓦解は、外敵によるものではなく、倫理や道徳が崩壊した人々による内面からの崩壊だったと聞いたことがあります。
これは決して他人ごとではありません。
わたしたちは今自分たちが生きている時代と周囲を見渡して、真摯に神さまの御言葉に心を向けて、自分のありさまを点検することの大切さを覚えることができれば幸いです。
- 祈り 主よ、わたしの内面をきよめてください。神さまに向き直り、あなたの愛とお身を満たしていただき、この世にあって誠実な生き方を大切にすることができますように、どうかわたしに諭しを与えて導いてください。