それゆえ、イエスらエルの神、主は言われる。わたしは確かに、あなたの家とあなたの先祖の家はとこしえにわたしの前に歩む、と約束した。主は言われる。だが、今は決してそうはさせない。わたしを重んずる者をわたしは重んじ、わたしを侮る者をわたしは軽んずる。
(サムエル記上2:30)
当時人々の尊敬を受けた祭司エリでしたが、その子どもたちのなす不遜なふるまいを明確に裁こうとしないありさまを神さまは断罪しました。
エリはその子たちのあやまちを指摘してはいました。
「…だが、人が主に罪を犯したら、誰が執り成してくれよう」。しかし彼らは父の声に耳を貸そうとしなかった。(:25)
立派に成人したはずの子どもたちに対してどう言えば響くのか…。同じ親としてエリの苦悩に同情します。
一方で、神さまを尊ぶことを、神さまが言われるほどまでに、自分に、子どもたちに伝えることを大切にしているだろうか…、そして神に祈っているだろうか…、そのことを心探られます。
「なぜ、自分の息子をわたしよりも大事にして…」(:29)という神さまの言葉は耳に痛い。
もう一度自分自身が、「神さまを畏れ、また重んじることを何より大切にしている」と、子どもたちに範を示せればと願います。
「わたしを重んずる者をわたしは重んじ、わたしを侮る者をわたしは軽んずる。」
今もこの言葉は生きているからです。
- 祈り 主よ、どうかわたし自身の心と、わたしの子どもたちの心を探り、あなたへの思いや態度を清めてください。あなたはすべてを見ておられ、知っておられます。どんな道を歩むとも、そこで神さまを畏れ、神さまを求めて歩むことができますように、導き、祝福してください。