ロトの妻は後ろを振り向いたので、塩の柱になった。
(創世記19:26)
ソドムとゴモラの滅びから、逃れ出たロトの家族の物語です。
未練なのか、それともその様子を見たいという興味に心を奪われたのか、ロトの妻は後ろを振り向いてしまった・・・。その理由にいろいろと想像をめぐらせます。
ただ、わたしたちはここで、神の言葉に信頼しきることの大切さを覚えたいのです。
神の使いは、ロトとその家族をその滅びから救うために彼らに言いました。
「命がけで逃れよ。後ろを振り返ってはいけない。低地のどこにもとどまるな。山へ逃げなさい。さもないと、滅びることになる」(:18)。
警告を発するそのありさまに、わたしたちは心を向けるべきことではないでしょうか。
あやまちを犯しやすいわたしは、このロトの妻のありさまに心刺される感じがします。
わたしを救おうされるイエスさまと、心が後ろに引かれやすいわたし。
だからこそ、決してうしろを振り向かない。これも大切な信仰のチャレンジなのですね。
- -祈り 主よ、あなたはわたしの心の弱さをよくご存じです。どうかわたしの目と耳と手のわざを、そして歩む歩みをきよめてください。あなたに聞き従って命を得ることができますように。