主の目は正しい者に注がれ、主の耳は彼らの祈りに傾けられる。主の顔は悪事を働く者に対して向けられる。
(ペテロの第一の手紙3:12)
ペテロは、迫害下、内外の悪意に翻弄される人々に、詩篇34篇を引用し「主の目」、「主の耳」、「主の顔」が、だれに向けられているかを語ります。
祝祷では「主が御顔を向け平安を与えられるように」とありますが、今日のところでは、「しかし、主の顔は、悪を行う者に立ち向かう」(別訳)と、全く逆の意味で表現されます。
子どもの頃、無邪気に親に自分の思いや願いを訴えることができました。一方で悪いことをしたとき、親の顔をまっすぐに見られない…と感じたことを思い起こします。
今日の御言葉は、聞くわたしたちの心に問いかけます。
あなたは主があなたの心と思いを知っておられることを忘れてはいませんか…と。
「ごめんなさい」という言葉は、そんなわたしたちに与えられた大切な言葉だと思いますね。
- 祈り わたしの心の思いをすべてよくご存じの神さま。あなたはわたしの祈りに耳を傾けてくださるお方です。どうかわたしが悪い思いにとらわれることが内容、気づきと導きをお与えください。もし過ちを犯した時には、すなおに悔い改めて、あなたの赦しを受け取る者としてください。