だれに対しても悪に悪を返さず、すべての人の前で善を行うように心がけなさい。
(ローマ人への手紙12:17)
「悪に対して悪を返す」。それはしょうがないこと、当然の権利などという思いが働くことがありますが、どんな正当な理由があっても、その行為は新たな「悪』となってしまいます。
キリストはそうなさらなかった。いやむしろ”愛しぬかれた”という事実が、わたしたちクリスチャンの信仰生活を支えます。
キリストに倣う心と生きざまに関心をむけることです。
この章の最後にこう勧められています。
悪に負けることなく、善をもって悪に勝ちなさい。(:21)
「悪に負けてはいけない」、それがどんな歩みか…。キリストを見るとわかります。
- 祈り 主よ、わたしの生きる時代には様々な悪意や、それに呼応するような憎しみや恨み心をあちらこちらで見ます。どうか、福音によってわたしたちの心をいやし、守ってください。どんな悪意にも負けることがないように、あなたの愛を思う心を持たせてください。