わたしの兄弟たち、いろいろな試練に出会うときは、この上ない喜びと思いなさい。信仰が試されることで忍耐が生じると、あなたがたは知っています。
(ヤコブの手紙1:2-3)

試されることで、今の自分に欠けているものに気づくことがあります。
たとえば試験の本来の姿は、結果を評価して優劣を決めることではなく、自分の足りないところを知り、そこを補うことを学ぶということでしょう。
わたしたちもまた、それぞれ信仰の試練を通して、自分を知り、そこで忍耐を学びます。
続く節には「あくまでも忍耐しなさい」(:4)と、強い言葉があります。
また「試練を耐え忍ぶ人は幸いです」(:17)という言葉もあります。
その忍耐に伴う成長があり、その先に備えられた祝福もあるからです。
ぜひ読んでほしいのですが、ここではひとつだけ挙げておきましょう。
…そうすれば、完全で申し分なく、何一つ欠けたところのない人になります(:4)。
だから今日の言葉はこういうのです。「…この上ない喜びと思いなさい」と。
- 祈り 神さま、あなたはわたしの足りないところ、弱いところをよくご存じの中、試練を通して気づきと成長を与えてくださることを知りました。わたしは正直、忍耐の足りない者です。どうか導いてください。