律法の全体は、「自分を愛するように、あなたの隣り人を愛せよ」という一句に尽きるからである。
(ガラテヤ人への手紙6:14)
「一句に尽きる」。それが中心、それが全て…という意味です。
聖書の中では、「わたしの隣り人とはだれですか?」と尋ねる、律法に精通した青年と言葉がありました。
知っていることと、実際にわかってできているかどうかには、大きな隔たりがあります。
私たちの時代は、いかに生きるべきか、どうするべきかを聞く機会がたくさんあります。
しかし、それでも、今の道徳的退廃・後退は、とどまるところがありません。
もしかしたら、あの青年のように、「では、わたしの隣り人とはだれだろう?」と、大切にすべき隣り人の存在に気づかなくなっているのではないでしょうか。
神さまに背を向けた世界では、本当の意味での自分の大切さ、隣り人の大切さが見えなくなってしまっているのかもしれません。
- 祈り 神さま。あなたの眼差しで、自分自身を、そして隣り人の大切さに気づくことができますよう、わたしの心に諭しを与えてください。