人間にとって最も幸福なのは、自分の業によって楽しみを得ることだとわたしは悟った。それが人間にふさわしい分である。死後どうなるかを、だれが見せてくれよう
わたしは知った。人間にとって最も幸福なのは、喜び楽しんで、一生を送ることだ、と。
(伝道者の書3:20)
伝道者の書(コヘレトの言葉)には、この世にむけられた鋭い観察と批評が記されている。
人間の感じるところ、行き詰まり、限界、そして失望感などもありのままに語られる。
だから、ある人は共感しやすく、ある人には受け入れがたいものとなっている。
ここでは「幸福」について”人間の側から見た”理解の限界とそこから生み出された結論がある。その洞察から生まれた言葉は、私たちの興味をひく。
一方で、神さまはわたしたちの理解や理想、想像を遥かに超えた「幸福」について語る。そのすべてはキリストを通して示された。
イエスの十字架での真実な姿を見て、心変えられた隣の十字架上の罪人に、イエスさまは語られた。
「はっきり言っておくが、あなたは今日わたしと一緒に楽園にいる」(ルカ23:43)。
神の真実を受け入れた者の幸い、楽園(パラダイス)でイエスさまと共にあることの幸いを、イエスさまだけがが語ることができた。
今、このイエスさまが見ておられ、用意されている幸いにしっかりと目を留め続けることができるならば感謝です。
ー祈り イエスさま。わたしの人生に、あなたが共にいてくださることの幸いを心から感謝します。あなたの見ておられ、約束された幸いにしっかり心を向けて生きることができるよう、わたしの歩みを祝福してください。