すべてに耳を傾けて得た結論。「神を畏れ、その戒めを守れ。」これこそ、人間のすべて。
(伝道者の書12:13)
新共同訳で「畏れ(おそれ)」と表すこの言葉は、聖書を読んで初めて出会った言葉です。
「恐れる」「怖れる」は、そのまま「恐怖」という言葉につながり、心をぎゅっと握りつぶされるような思いを表します。
そして「畏れる」は、「その偉大さの前で心をしずめて、その支配下にすべてを置く」という意味を思います。
はたして、それですべてを表しているかどうかわかりませんが、日本語であらわされたこの意味の違いは、今、わたしたちが主に従う心が持つ動機を探ります。
今日の御言葉は、結びに「これこそ、人間のすべて」と表します。
ああ、わたしはどこかでこの”すべて”をなおざりにしてこなかっただろうか…。そう気づかせてくれているとわかります。
- -祈り 天地万物をつくられ、今も治めておられるまことの神さま。あなたを心から礼拝します。どうか今日一日の中であなたを認め、あなたとともに歩む者としてわたしに気づきと導きを与えてください。