目を上げて、わたしは山々を仰ぐ。わたしの助けはどこから来るのか。わたしの助けは来る。天地を造られた主のもとから。
(詩篇121:1-2)
王国時代の晩年、神から離れたイスラエルの国は、強大な敵国からの侵略に悩まされる現実の中で、強い国の助けを求めて右往左往していました。目に見える”力”に心を奪われやすい現実は、今の私たちもそうだろうと思います。
さて現代、また災害や疫病の中、先行きの見えない悩みの中に置かれています。そんな中でわたしたちはまず深呼吸して神さまに目を向けます。焦りや恐れをすべてゆだねて、ただ神さまに頼るものとしての招きを受けています。それが礼拝です。
「わたしの助けは、この天地をつくられた主のもとからくる」。
その告白と確信を新たにして神さまを知ることこそ、わたしたちに大切なことです。
- 祈り 天地万物をつくられ、歴史をご支配くださる神さま。あなたはわたしとわたしが置かれている時代と環境をよくご存じです。どうか、まず私の心があなたに頼り、あなたの導きのもとに歩むことができるようにしてください。そしてあなたの問題解決の御業を見せてください。