彼女は男の子を産むであろう。その名をイエスと名づけなさい。彼は、おのれの民をそのもろもろの罪から救う者となるからである」。
(マタイによる福音書 1:21)
ヨセフに天使が告げた、マリヤの救い主受胎の知らせです。
ヨセフの働きは、信仰によってこのマリヤを妻と迎え、そしてその生まれてくる赤ちゃんの父として家族を守ることでした。
よくテレビ番組やCMで親子が紹介される時、多くお母さんの存在とそのすばらしさがクローズアップされます。あたかもそこには父親はいなかったのかな…と思えるほど、その存在の取扱は小さなものです。
でも、それでもよいのかもしれません。
聖書もヨセフについて記すところは少ない。でもそこにはヨセフがあり、そして彼が信仰によって応答したからこそ、御子の誕生があったことを知ることができるのです。
その葛藤も、従順も、苦労も、すべて神さがご存知です。だから、それでいいのです。大切なのは、神さまがお与えくださった役割とお働きに神さまの導きを知り、信仰をよって忠実に歩むことです。
アーメン。