わたしは、こう祈ります。知る力と見抜く力とを身に着けて、あなたがたの愛がますます豊かになり、本当に重要なことを見分けられるように。
(ピリピ人への手紙1:9-10)
その信仰のために牢獄につながれていたパウロの祈りです。
「本当に重要なことを見分けられるように」との祈りの中で、どんな状況を通してでも、キリストの福音が宣べ伝えられることを、彼は重要なこととしていました。
福音宣教は、彼の一生の命題。福音は、彼自身を救い、すべての人を救う神から与えられたかけがえのないものでした。
イエス・キリストを見る時、重要としたのは、苦しみから逃れることではなく、ご自分のその苦しみからすべての人が救われることでした。
イエスさまも、そしてパウロも、自分の苦しみに左右されたのではなく、人を愛して、人が救われることを一番重要なこととしていたことがわかります。
重要なことを改めて考えさせられます。
- 祈り 主なる神さま。あなたがわたしを愛して、キリストを遣わし、その苦しみと死を通してわたしを罪の呪いから解放してくださったことを心から感謝します。その愛につながって生きることの大切さを、しっかり覚えて生きる者としてください。