あなたたちはわたしが命じる言葉に何一つ加えることも、減らすこともしてはならない。わたしが命じるとおりにあなたたちの神、主の戒めを守りなさい。
(申命記4:2)
ヨルダン川を渡って約束の地に入ろうとする直前、神がモーセを通して、次世代のリーダーのヨシュアと民に向けて命じられた言葉です。
世代が替わる、時代が変わる、環境が変わる。
その中で人はしばしば、生きる方や法を変えて適応しようと模索することがあります。
そんな中でも、神さまからいただいた言葉は、神さまとの関係を健全に保つためのものです。何一つ損なわれてはならず、減らしてもならないものだと言われています。
かつての世代で、この点で失敗を重ねてきたことも3節以降で示されています。
わたしたちは今、キリストの十字架と復活によって、ゆるしと励ましをいただいて神さまの言葉に耳を傾けています。そこではまず神を愛し、そして互いを愛して生きることの大切さが示されています。それは、決して自分たちの都合で変えてはいけません。
イエスさまの言葉
ヨハネ13:34
「あなたがたに新しい掟を与える。互いに愛し合いなさい。わたしがあなたがたを愛したように、あなたがたも互いに愛し合いなさい。」
2テモテ3:16-17
聖書はすべて神の霊の導きの下に書かれ、人を教え、戒め、誤りを正し、義に導く訓練をするうえに有益です。 こうして、神に仕える人は、どのような善い業をも行うことができるように、十分に整えられるのです。
- 祈り 主よ、今は個人レベル、世界レベルで、さまざまな価値観や倫理さえも人の都合に合わせて変えられていく時代です。その中で、わたしたちは聖書に教えられる者となり、神さまとのかけがえのない関係を大切にする者としてください。どうか周囲に流されるのではなく、神さまに生き方を学ぶ者としてください。