今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。
(ルカによる福音書2:21)
夜、野宿をして羊の番をしていた羊飼いたちへの天使からのメッセージです。
これがイエスさまの誕生をこの世界に知らせる最初のものでした。
電話もテレビも新聞も、そしてインターネットもSNSもない、そんな時代のことですが、語り継がれ、聖書に記され、2千年以上たった今も人々の記憶に残る物語となっています。
イエスさまの父母となったマリヤもヨセフ、そしてこの羊飼いたち、そしてベツレヘムは、その存在をこの世界のだれも気を留めなかった人たちでした。
しかし、神さまは目に留めていてくださり、尊く用いてくださいました。
これは、神さまのなさる不思議です。
その不思議は、「あなたがたのために」という言葉をもってわたしたちも及んでいます。
自分の小ささや弱さ、貧しさや頼りなさを覚えている方もおられるでしょう。
でも神さまは、目を留めいていてくださり、このクリスマスのよろこびを「あなたがたのために」とくださっていることを、ぜひ覚えていてください。
- 祈り 神さま、このクリスマスにわたしにも目を留めていてくださる神さまの優しいまなざしを思います。ありがとうございます。あなたの愛と慰めをこのクリスマスを通してもっと知ることができますように、わたしの心に語りかけてください。