「…神さまが天使を送って獅子の口を閉ざしてくださいましたので、わたしはなんの危害も受けませんでした。神さまに対するわたしの無実が認められたのです。そして王様、あなたさまに対しても、背いたことはございません。」
(ダニエル書6:23)
王に最も高い地位に任じられたダニエルは、ただ神に誠実に歩み、その働きに忠実でした。神はその彼を祝福してくださっていました。
そんな彼が、ライオンの穴に投げ込まれる処刑の背景には、ほかの部下たちに渦巻く権力争いと妬みがあったからです。
王はダニエルのことを心配し、夜明けすぐに彼の安否を確認しに来て問うたのです。
「ダニエル、ダニエル、生ける神の僕よ、お前がいつも拝んでいる神は、獅子からお前を救い出す力があったか。」(:21)
彼は無事でした。その理由を彼は、「神さまに対するわたしの無実が認められたのです」と答えています。
くしくも王が「ダニエル、生ける神の僕よ」と呼んだ。その言葉には、ダニエルの忠実さも目を引きますが、神は生きておられることにこそ注目したいのです。
ダニエルの人生において、受け取る導きと祝福の主語は、「神さまが」でした。
そして神さまが自分を守ってくださった…と。
自分の生活と人生は、神さまが主語の人生を歩んでいるだろうか、問われますね。
- 祈り わたしの主である神さま、ダニエルを通して、あなたがダニエルと共にいてくださり、その人がもたらす窮地においても守りの御手をくださっていたことを見ました。どうかわたしも、あなたに忠実に生きることができますように、導いてください。