「人を裁くな。そうすれば、あなたがたも裁かれることがない。人を罪人だと決めるな。そうすれば、あなたがたも罪人だと決められることがない。赦しなさい。そうすれば、あなたがたも赦される。…」
(ルカによる福音書6:37)
「他人のことには厳しく、自分のことになると甘くなりやすい自分…」と連想する人もいるでしょう。
まず、ここで大切なことは、「こんなわたしを、神さまが、どれほど愛しゆるしてくださっているか」ということを、思うことです。
そういう意味で、大伝道者と呼ばれたパウロの告白は、わたしたちも共感できるでしょう。
しかし、わたしたちがまだ罪人であったとき、キリストがわたしたちのために死んでくださったことにより、神はわたしたちに対する愛を示されました。(ローマ5:8)
「キリスト・イエスは、罪人を救うために世に来られた」という言葉は真実であり、そのまま受け入れるに値します。わたしは、その罪人の中で最たる者です。(1テモテ1:15)
人を裁く前に、罪人と断じる前に、「この人はわたしのように、そこで赦しを必要としている人ではないか…」と、その人に気づきが与えられるように祈ることの大切さを知らされています。
- 祈り 主よ、わたしへ注がれているそのゆるしと愛を心から感謝します。このゆるしと愛のもとで、人を思い、またとりなし祈る者としてください。