イエス・キリストによって神の子にしようと、御心のままに前もってお定めになったのです。
(エペソ1:5)
「人類みな兄弟」と昔聞いた言葉。これはある人が聖書やクリスチャン作家の記すところを用いて、表現したもののようです。
しかし、今、世界中が争いと敵意が露出している時代に、この言葉は上滑りのように聞こえます。
わたしたちは聖書そのものに目を向ける必要があります。
天地をつくられた神さまの御心は、わたしたちを子としてくださり、その家族としてくださることです。
旧約聖書では、アダムとエバによって始められ、神さまの祝福を経験した家族が、神さまに背を向けてさまざまな痛みや悲しみを経験する、そんな姿がありのままに描かれています。
そんな中で神さまは、わたしたちをイエス・キリストによって私たちを神さまの子としてくださり、家族の中に迎え入れようと招いてくださいました。これが福音です。
聖書が語る根本的な救い。それは、このイエス・キリストを救い主として信じて神さまの家族にしていただくところがポイントだと語っているのです。
- 祈り 主なる神さま。イエス・キリストを通して、わたしを子としてくださる恵みを心から感謝します。この敵意や悩み悲しみに満ちた周囲の環境の中で、わたしは神さまに愛されている、わたしは神の子です、ということのできる幸いを感謝します。どうかこの幸いと祝福を人にも伝える力をわたしに与えてください。