エサウは走って来てヤコブを迎え、抱きしめ、首を抱えて口づけし、共に泣いた。
(創世記33:4)
かつて兄エサウを裏切って家を出たヤコブは、その帰郷に際して兄を恐れていました。
それゆえ、地に何度もひれ伏しながら近づくヤコブでしたが、兄エサウは走り寄ってヤコブを歓迎してくれた…というようすが今日の箇所です。
「兄上のお顔は、わたしには神の御顔のように見えます」(:10)。
ヤコブには、その自分を帰郷を喜ぶ兄の姿の背景に、神の恵み、神の好意を見ていたのです。
わたしたちも、だれかの思いがけない自分への好意に感動することはありませんか?
そういう時に、神さまが働いていてくださることに気づき、心から感謝することのできる者でありたいですね。
そのためにも、わたしとだれかの間に、敵意ではなく、まず神さまの恵みを期待して祈り始めましょう。
- 祈り 主よ、あなたはわたしが抱えるさまざまな悩みをもいやしてくださるお方です。わたしを恨んでいるかもしれない方との出会いに恐れを感じ、悩みを思うこともあります。まずそこであなたの恵みとみわざを期待して祈ります。どうかわたしを憐れみ導いてください。