彼らは苦しみによる激しい試練を受けていたのに、その満ち満ちた喜びと極度の貧しさがあふれ出て、人に惜しまず施す豊かさとなったということです。
(コリント人への第二の手紙8:2)
この翻訳が印象的です。ほかの訳では、その「極度の貧しさにもかかわらず」とあるのに対して「その満ち満ちた喜びと極度の貧しさが(両方とも)あふれ出て」とある。
そのままその両方が満ちあふれでて、それが「人に惜しまずに施す豊かさとなった」とわかります。
そこに信じられないほど力強く不思議な、愛と情熱を感じます。
その愛は、いろいろあふれる状況をも飲み込んで、さらに大きな愛に変える力を持っている…そんな不思議があるのです。
言葉で、理屈で測れない。間違いなく神さまからのものだとわかります。
わたしたちが触れているイエスさまの福音には、そんな力があふれていることを、私たちも経験していきたいと願います。
- 祈り 恵み深い天の父なる神さま。あなたがわたしに目を向けてくださって、わたしを愛してくださっている愛を、ただ頭だけでなく心とすべてで受け取ることができるようにしてください。その愛をもってわたしたちが、ほかの人にも目を向けることができますように。