喜ぶ人と共に喜び、泣く人と共に泣きなさい。
(ローマ人への手紙12:15)
キリストの思いをいただく信仰者の、心とそのありさまが9節以降に記されています。
そしてここでは、「共に」という言葉が繰り返されます。
それはただ頭で理解ことではなく、その思いを共にすることです。
そうすることで、人の喜びだけでなく痛みも心に流れ込んでくることがあるでしょう。
人のすべての罪と重荷を背負って十字架に向かわれたイエス・キリストの姿はまさに人の苦悩を「共にする」姿でした。
だから簡単にわたしもできます、できています…などと言えません。
ある時には、喜ぶ人いればその人を妬み。泣く人がいるとその悲しみを評価したりしている自分に気づくこともあります。
キリストのように、さまざまな思いを「共に」すること、それは全て神さまに求めていただくものだとわかります。
- 祈り 恵み深い天の父なる神さま。わたしの心がキリストの思いを重ねていくような者としてください。愛する心を与えて下さい。あなたの共感する心をわたしの中にも与えて下さい。